「目が良くなる」系のアプリも複数存在しているのをご存じでしょうか?
実際に検索してみるとiPhoneでもAndroidでも数多くが出てくると思いますが、その中でも今回は特に有名な「3D視力回復」について調べてみました。
「3D視力回復」アプリとは
目が良くなる(と謳っている)系のアプリでもっとも有名なのが、この「3D視力回復」でしょう。
アプリ名 | 3D視力回復 |
カテゴリ | ヘルスケア/フィットネス |
リリース年 | 2011年 |
販売元 | koikoi.biz |
価格 | 120円 |
120円の有料アプリですが、AppStore人気ランキングに常に上位ランクインしています。
このアプリは3Dステレオグラムを利用して、視力の回復を図るものです。
と説明文にありますが、簡単にいうと、、
特殊な画像を見て、目の筋肉を柔軟にしよう!
ってことです。流れとしては順番的に、
- アプリを使う
- 目の筋肉が柔軟になる
- ピント調整がしやすくなる
- 視力が良くなる!
という理屈でしょうね。
3Dステレオグラムは、普通に見るとただの模様のように見える画像を、特殊な見方(交差法や平行法)によって、絵が立体的に浮かび上がってくる写真のことです。
「3D視力回復」の口コミ・レビュー
AppStoreのレビューを見てみると、高評価ばかりが目立ちます。
以下は一部抜粋です。
目がよくなった!!
ほぼメガネ不要で生活できるようになりました。
やってても面白いので、すごくいいです。おススメです。
1日
1日やって見て、次の朝に視力の
上がりをもう実感しています。
目指せ眼鏡の必要の無い生活!に向けて
継続してやっていきます✩
目の回復を感じました!
パソコン作業などで、朝方は必ず視力が落ちて、不便でした。
口コミで、試すと、翌朝の視力が良く!
回復パワーにびっくりしています。
すべての口コミレビューが嘘じゃないにしても、さすがに評価が高すぎるので、サクラによる書き込みも混ざっているのではないかと思ってしまいます。
本当に効果があるのか?
これ以上ネットでいくら調べても答えが出ないと思ったので、実際に自分で購入しました。
「3D視力回復」を実際に試してみた
特徴
実際に購入ダウンロードして、しばらく使ってみました。
以下のような画像が、3Dステレオグラムです。このような画像が全78枚も収録されていました。想像よりもだいぶ多かったです。
画面内にある黒い2点を基準に、なんとなくぼーっと見つめると、中から立体画像が浮かび上がってくるのです。
おもしろい、というかスマホアプリならではと思ったのが、画像が動く機能もあること。
「Move」というボタンを押すと、画像が奥の方に行ったり近づいてきたりで動きます。
動くと難度があがるので、より目の筋肉が鍛えられるっていう狙いなのかもしれません。
最後の78枚目は、以下のようなちょっとセクシーなお姉さんの画像。
残念ながら脱げたりすることはなく(笑)、単にお姉さんが少し立体的になるだけです。
メリット
「3D視力回復」を使ってみて良かった点は、以下のようなところです。
- アプリなのでいつでもできる
- 78枚(パターン)あるので飽きない
- Move機能もあるので上級者もOK
当然ですが、スマホアプリなので基本的にはどこでもできます。電車内でもカフェでも道でも。
また78枚も画像があるので、そうそう飽きることはありません。得意/不得意な画像が出てくると思うので、不得意な画像ばかりを練習するのもアリです。
Move機能は難しいですが、その分、目の筋肉をより鍛えることができるのかもしれません。
デメリット
逆に、悪かった点です。
- 画面(画像)が小さい
- 反射してしまう
- 余計に目が疲れる?
スマホなのでしょうがないですが、ディスプレイが小さいので必然と画像も小さくなってしまいます。
また黒っぽい暗めの画像などだとディスプレイが反射してチラチラしてしまいます。
上記のような理由から、「3D視力回復」を使うと、逆に目が疲れるような気がしてしまいました。
慣れや見方の問題などもあるのかもしれません。
結論
これは私なりの結論なので参考程度にしてほしいのですが、
このアプリ「3D視力回復」を使い続けることで、かえって視力が悪化する可能性があるのでは?と思っています。理由は、上記デメリットで書いた通りです。
無料ではなく有料なので気軽に試せないところが辛いですが、視力改善のためにおすすめできるようなアプリだとは思えません。
「立体視を楽しむ」ためのエンタメ系アプリとしては、そこそこおもしろいと思いますけどね!
3Dステレオグラムの立体視による視力改善だったら、アナログな手法になりますが、20倍くらい本でやった方がいいと思っています。本なら画像が大きいですし、反射が起こることもありません。
※立体視を楽しめるマジカルアイという本について↓
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