学校側は子供のサングラスを認めてくれない。
でも子供の目が心配・・・。
このように感じている親御さんも少なくないことでしょう。
当サイト管理人の私も娘を持つひとりの親として、日焼けによって受ける目のダメージは心配で仕方ありません。
学校側がサングラスを許容してくれないなら、別の方法で目を守るしかありません。
時代錯誤な日本の学校文化
日本の学校文化は融通がきかないものです。
小学生はもちろん、中学生や高校生も学校・部活でサングラスをかけることを学校側は簡単に許容してくれません。
炎天下において連日数時間もの部活があったとしても、顧問の先生や学校側は理解を示してくれません。
古い慣習にとらわれ、スポーツ中にサングラスをかけることが“カッコつけている、単なるオシャレ”と捉えていることがわかります。
かつての日本では「練習中は水を飲んではいけない」という非科学的慣習が当たり前のようにまかり通っていましたが、2017年現在もなお「日焼け=健康的」と考える学校(部活の顧問やコーチ)が圧倒的に多いのです。
驚くことにサングラスだけではなく、「化粧品だから」という理由で、日焼け止めクリームさえ禁止している学校もあるようです。
欧米ではサングラスが当たり前
一方、アメリカやヨーロッパでは、紫外線から子供の目を守ろうという意識は数十年前から根付いています。
海外旅行やテレビなどで見かけたこともあるかと思いますが、欧米では小中学生くらいの子供でも、当たり前のように屋外ではサングラスを着用しています。
世界保健機構(WHO)も以前より「子どもは紫外線による健康ダメージを受けやすい」とし、日焼け止めクリームやサングラスの積極的な使用を提案しています。
オーストラリアの一部の地域、シドニーを州都とするニューサウスウェールズでは、オゾン層破壊によって地上に降り注ぐ紫外線が多いため、2007年から小学生にサングラス着用を義務付けているほどです。
紫外線による健康被害のリスク
炎天下など、サングラスなしで何年も目が強い紫外線を浴び続けると、高い確率て健康被害が出ます。
結膜炎や白内障、黄斑変性症や翼状片、さらには皮膚ガンなどを発症させてしまうリスクが高まってしまいます。
詳しくは以下記事でもまとめています。
サングラス “以外で” 紫外線から守る方法
学校側がサングラス着用を認めてくれればいいのですが、そう簡単にはいかない風潮があります。
真っ赤に腫れ上がった娘さんについてのブログを拝見すると、医者の診断書を要求されたり、最終的には教育委員会に直談判したとのことです。
ここまでできればいいのですが、どの親御さんでも簡単にできることではないと思います。
ですので、ここからは自力でできる対策・予防方法を紹介します。
ルテインを摂取
ルテインという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
自然界に存在している黄色色素の成分のひとつで、「天然のサングラス」とも呼ばれ、紫外線から目を守ってくれる働きがあることで知られています。
このルテインを日頃から摂取することで、サングラスなしでも、炎天下などでもダメージを受けにくい目(体)になります。
ケールやホウレン草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜から摂取することができますが、目を保護するための十分量を摂るには、1日あたりホウレン草なら200g以上、ブロッコリーなら500g以上を食べなければいけません。
自然食品から摂取するのは現実的ではないため、成分が凝縮されたサプリでルテインを摂取することが手軽で且つ経済的です。
UVカットのコンタクトにする
裸眼のお子さんの方には有効策とならないのですが、、。
すでにコンタクトを付けている中高生くらいのお子さんの場合は、UVカットのコンタクトにすることでも、ある程度は紫外線から目を守ってくれます。
現在ではアキュビューなど定番ブランドであれば、UV対策レンズを商品展開していることも少なくありません。
日差しの厳しい7~8月だけでもUVコンタクトに切り替えるだけで、目が受けるダメージ時は軽減できます。
最後に
学校文化においても、日本は世界から取り残され、ガラパゴス化しています。
グローバル化に伴い、数年~十数年後は日本の学校でも当たり前のようにサングラスが認められているかもしれません。
しかしながら、私たち親としては“いま”を生きる我が子を、一刻も早く守ってあげる必要があります。
サングラス着用が難しいなら、ルテインやUVコンタクトも検討してみてください。
※サングラス着用を誤るとコロネオ現象が起きます↓
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