【成分解説】アスタキサンチンとは?効果や効能、摂取方法は?

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アスタキサンチンとは

アスタキサンチンは自然界に存在しているカロテノイド色素の一種で、赤色の色調をもっている物質です。

もともとはヘマトコッカス藻などに含まれている色素ですが、食物連鎖によってエビやカニなどの甲殻類、鮭や鯛、イクラなどの魚類、フラミンゴなどの鳥類の羽に取り込まれて存在しています。

強い抗酸化作用を持った栄養素であり、人間が摂取した場合には目のみではなく、全身に作用を発揮するとされています。

アスタキサンチンの効果・効能

アスタキサンチンの効果は、全身に作用する抗酸化作用によるものと言われています。目への作用の他、脳などの臓器にも効果的に取り込まれるのは、アスタキサンチンならではの特徴といえるでしょう。抗酸化作用以外にも抗炎症作用や免疫調節作用などの存在も示唆され、様々な疾病に対して臨床試験が実施されています。

眼精疲労の予防改善

眼精疲労とはただの疲れ目とは異なり、持続的な目の疲労感から肩こりや頭痛、吐き気などの全身症状を起こしている状態を指します。

眼精疲労の原因は様々な要因が指摘されており、例えば白内障や緑内障、ドライアイなどの根本的な目の原因疾患や、精神的・肉体的ストレスの影響、目の酷使の継続などが挙げられます。

それらの原因が積み重なることで、ただの疲れ目が悪化していき、毛様体筋などが凝り固まって血流が滞り、眼精疲労となるのです。

アスタキサンチンでは、その強力な抗酸化作用によって目の中の活性酸素を除去し、目へのストレスを軽減するとともに、抗炎症作用によって既に起きてしまっている炎症を緩和することが報告されています。

赤血球の過酸化を抑制することによって酸素の運搬能力を改善させ、さらに血管拡張作用によって毛様体筋への血流の増加を促して、眼精疲労の回復に寄与しています。

抗酸化作用

人体は普通に生活をしているだけで、様々な外的ストレスにさらされており、光や食事などによっても活性酸素などの酸化物質は体内で発生してしまいます。

細胞が若ければ、この酸化物質によるダメージも回復できるのですが、加齢によって細胞の若さが損なわれてしまうと、徐々にダメージが蓄積してしまいます。

そのため、外部から抗酸化作用を持つ物質を取り入れる必要があるのです。アスタキサンチンはカロテノイド色素の一種であり、その抗酸化作用は共益二重結合という構造をもとに発揮されています。活性酸素などが持つ過剰なエネルギーを共益二重結合によって緩和・発散させ、人体に害のない状態にしているのです。

この抗酸化作用は目だけではなく、全身に作用することが報告されており、例えば脂質の酸化を予防して中性脂肪を低下させることや、悪玉コレステロールを低下させ、善玉コレステロールを増加させることが報告されています。

アスタキサンチンは脳へも移行することのできる珍しい抗酸化物質であるため、アルツハイマー認知症の予防効果も検討されており、そのほかにも皮膚の保湿成分を改善させる効果や更年期障害におけるほてりなどの軽減、男性不妊症の改善や筋肉痛の緩和など、たくさんの効果も併せて研究が進められています。

加齢性黄斑変性症の予防改善

加齢性黄斑変性とは、加齢によって黄斑が変性してしまい、視界の歪みや視力の低下などの症状を起こしてしまう疾病です。

日本での発症は少なかったのですが、食の欧米化などの影響によって近年患者は増加傾向にあります。注射や手術などで治療をすることになりますが、一度悪化したものが改善することは非常に困難で、正常な視力に戻ることはないともいわれています。

その詳しい発生機序は明確になっていませんが、ビタミンCやβカロテンなどの抗酸化作用を持つ栄養素を積極的に摂取することによって、予防と進行抑制が期待できます。

ルテイン・ゼアキサンチン・アスタキサンチン・ビタミンE・ビタミンC・亜鉛・銅を組み合わせた食品を毎日継続して服用させた研究では、加齢性黄斑変性による網膜の中央部の変性を改善する効果が示唆されました。

ただし、アスタキサンチン単独で摂取することにより、どれだけ加齢性黄斑変性に対して有益な効果があるのかは不明なままだと言えるでしょう。

摂取方法

アスタキサンチンは目への効果以外にも、脳の内部における抗酸化作用や、筋肉・血液の状態を回復させる効果まで示唆されている、非常に有用な栄養素です。ただし、通常の食生活のままで健康効果を得られるまで摂取するのは非常に困難ですので、ここで摂取方法について確認しておきましょう。

自然食品からの摂取

アスタキサンチンは、基本的にはヘマトコッカス藻などにしか存在していないカロテノイド色素です。

しかし、食物連鎖によって魚類や甲殻類に蓄積していくことから、それらの食品を積極的に食べることによって摂取することが可能となります。

アスタキサンチンが健康効果を発揮するのは4mg以上を継続して食べ続けることが必要になりますので、例えばイクラであれば100g中に1g程度が含まれているため、400g以上を食べ続けることになります。

この量を毎日続けることは現実的ではありませんし、むしろ痛風などの別な疾病を誘発する原因にもなってしまう可能性が高いと言えるでしょう。

サプリから摂取

自然食品から毎日相応の摂取量を得ることは現実的ではないため、アスタキサンチンを効果的に、そして確実に摂取するためには、サプリメントを活用するのがオススメです。

安定して高用量を手軽に摂取できる上に、他の疾患に罹患する可能性を抑えてアスタキサンチンの効果を得ることが可能になります。

アスタキサンチン単独でも果はもちろん期待できますが、特に目への効果を求めるのであれば、ルテインなどの栄養素が複合的に摂取できるものを選択していきましょう。

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まとめ

アスタキサンチンは目への効果の他にも、様々な効果を発揮する栄養素です。抗酸化作用や血流改善効果、筋肉保護作用などが研究されており、実際に効果が示唆された研究結果も多数生まれています。

ただし、食品から摂取する場合には痛風などの別な疾患への対応が必要になり、健康効果を得るほどの量を摂取するのは困難な栄養素でもあります。

日々を健康的に過ごすサポート力が非常に魅力的な栄養素ですので、サプリメントなどの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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