レーシックって大丈夫?
どんな流れで手術ってするの?
レーシックに興味はあるけど、こうした悩みに直面している方も少なくないはずと思っています。
なぜなら、私自身がものすごく不安に感じていたからです。
今回は私が実際に、品川近視クリニックでレーシックを受けてきた時の流れや体験談を書いてみようと思います。
【自己紹介】中高生の時に視力低下
まずは私の簡単な自己紹介から。現在(2017年10月)のスペックは以下の通りです。
【性別】男
【年齢】32歳
【子供】娘(1歳)が1人
【住まい】東京都世田谷区
【仕事】IT業界
【スポーツ経験】体操
【視力】2.0 (両目とも)
ざっとこんな感じです。
今ではレーシックのおかげもあって視力が裸眼で2.0ありますが、私が目が悪くなり始めたのは中学三年生の頃でした。
当時家のPCにADSL(懐かしい)が設置され、インターネットとPCゲームに夢中になっていました。
また高校生になるとケータイを持ち始め、更に目に負担がかかるようになりました。「みんなのNランド」の無料ゲーム、横スクロールのアクション系とかめちゃやってました。ベッドの中でのケータイいじりもまずかったかも。
そんな生活のせいで、元々裸眼で1.2くらいあったのですが、みるみる低下し、ついに0.08(だったかな?)になってしまいました。
当然コンタクトです。それから部活の時も、花粉症の時も、運転の時も、常にコンタクトがないと生活できない状態になっていました。
非常に不自由でした。
2週間使いすてのソフトコンタクト(たしか2ウィークアクエア→2ウィークアキュビュー)を使ってたのですが、以下のように感じていました。
- 毎朝洗うのがメンドクサイ
- 付けたまま寝た翌朝は目がガビガビ
- コンタクト歴5年くらい経っても常に異物感を感じていた
- ドライアイ気味で夜になると辛い
- 急に友達の家に泊まりにくい(今のようにコンビニで1晩分の保存液が売ってなかった)
そんな中、レーシックをついに受けることにしました。25歳の時です。
なぜ品川近視クリニックのレーシックにしたのか
レーシックってどんな種類があるのか、どこの病院がいいのか自分でも一通りググってみましたが、最後は友人たちの口コミ評判で決めました。
有楽町駅前にある品川近視クリニックです
※品川近視についての以下記事もご覧ください。
アマリス500Zレーシックというプランを受けました。今はもっとさらに高級プランがあるようですが、私が受けた当時は、最高クラスのプランです。
確か両目で26万円くらい。25歳の私にとって(ま、今でもですが)、26万円はとってもな大金でした。
もちろん品川近視クリニックでも、もっと安いプランもありましたが、ここはケチるとこじゃない!と頑張って自分で納得して支払いました。
飲み会1回5000円だとして52回ガマンすれば26万だ・・・とか、腕とかは最悪もう一回手術すれば治るかもしれないけど、眼だけは治らない。
というか現代の医学ではほぼ無理だ!と思って、残り50年近くある人生をギャンブルにしたくなかったので、思い切って最高級のプランにした当時のことを今でも鮮明に覚えています。
そして、当時は新人時代でクソ忙しかったので、1日(ワンデイ)コースで申し込みました。
普通は、全部で2回くらい通う必要があって、1回目が説明と検診。で、少し時間を空けてからの2回目が手術。という流れなのですが、時間がない人や遠方の方のために、1日で完結するプランが品川近視クリニックにはあったのです。
まとめると、、
【手術年月】2010年11月
【年齢】25歳(手術当時)
【病院】品川近視クリニック
【プラン】アマリス500Zレーシック 1日コース
【料金】26万円
【心情】ワクワク(期待)とドキドキ(不安)
という内容で申し込みをしたのです。
品川近視クリニックレーシック当日の流れ
受付~検診
手術当日は、たしか土曜日のお昼くらいからだったので、午前中会社に行ってから行きました。
有楽町に到着すると駅前に大きなビルが。マルイの隣にあるいかにもオフィスビルって感じの「イトシアビル」の13階くらいが受付フロアになってました。
エレベーターの中の皆が13階に向かっているとわかった時、こんなにもレーシックする人がいるのかとビックリしました。そして、仲間がいるって感じになり、少し安心しました。
フロアにつくととても病院や眼科には思えないような、オシャレでキレイな雰囲気でした。勝手に私の中では、アルコール臭がするようないかにも病院ってとこを想像してたので、こんなオシャレな美容室みたいなとこでやるかと思うと、なぜか緊張してきました。
お金を現金で一括で払い、呼ばれるのを待っていました。待合ルームからの景色を見ていたのですが、こうやってこの景色をメガネで見るのも今日も最後なんだなと思い、少しだけ寂しくなっていたのを覚えています。
あんなに面倒だったメガネ、コンタクトだったのに、いざその生活が終わるかと思うと、ここでこの矯正された視界を焼き付けておこうと思いました。でも、今ではその景色はぼんやりとしか思い出せません。
ちなみに手術日3日前くらいからコンタクト着用厳禁(メガネ生活に切り替える)なので、この時点ですでにコンタクトとの最期は迎えています。
そして、名前が呼ばれ、検診スペースに入った時、衝撃を受けました。
視力検査の「C」の機械(お馴染みの片目閉じてCの方向を言うアレです)が、30台くらいもズラーーーーっと並んでいたんです。
そして、その「C」機械の前に人がズラーっといる。こんなにもレーシックを受ける人っているんだって思いました。学校の集団検診のようなイメージです。
家でレーシックのことを調べたり友達と話しているときは、レーシックを受けるなんて極めて自分はレアな人間で、症例数が日本一多い品川近視クリニックと言えども、1日に3~4人くらいの人がレーシックを受けてて・・・なんてことを想像していたので度胆を抜かれました。
あまりにも予想外に人がいたので、検診中に「1日どのくらいの人がレーシック受けてるんですか?」って看護師さんに聞いてみたたんですけど、そしたら「多いと1日1000人くらいです」と・・・!えええ!!
多すぎてビビるのと、即座に売上計算してみてびっくり。そして、また自分と同じよう仲間がこんなにもいたかと思い、安心しました。
「C」を終え、眼球に風をかける眼圧検査をしたり、いろんな角度から撮影したり・・・と、たぶん全部で20種類くらいの検診と測定をしたと思います。
そして、ついにいよいよ手術へ。正確には計ってないですが、ここまででたぶん1時間半くらいだったと思います。
点眼麻酔~手術
手術は、フロアを移動しました。確か1コ下の階に行ったんだと思います。
で、さっきまでのオシャレ美容室とは雰囲気全く変わってて、静かーな綺麗な病院のようなとこでした。
何人かと一緒に待合部屋に入り、そこで点眼麻酔をされました。ナースさんが目薬のように垂らしてくれるのですが、全く痛くありません。麻酔っていうからちょっとは痛いのかと思ったけど、完全に普段使ってるような目薬と同じ感覚です。
痛くはないのですが、段々と感覚がなくなってきました。まばたきしても、手で目のまわり触ってみてもよく感じません。麻酔が効いてきたことがわかり、また緊張してきてしまいました。
そして、それからは何部屋かある手術室の1室の前にあるソファまで連れていかれ、そこでまた待ちます。一緒に2人位の方と待っていました。
ちなみに他の方と一緒に待つようなタイミングが何回かありますが、基本的には他の方との(患者同士)の会話は一切ありません。殺伐としているとかそういうことではなく、みんな緊張と不安があり、心を落ち着かせているのだと思います。僕も誰かと雑談している余裕なんて当然ありませんでした。自分のことでいっぱいいっぱいです。
この時点では、もうメガネは外している裸眼状態ですし、さきほどの麻酔が効き始めてるのか、視界はいつも以上にボンヤリしてリます。焦点が合いません。普通に目が悪いからってのもあるんですけどね。
また手術室の前で、ナースさんから追加で点眼麻酔をされます。もちろん痛くありません。こえが最後の点眼麻酔です。
そしてついに、名前が呼ばれ手術室に入っていきます。
そこにはボンヤリながら、男性の医師とナースさんの二人がいて、真ん中にはベッドのような設備がありました。よく見えませんでしたが、ほぼレントゲンとかするような部屋と同じようなイメージです。
ナースさんに補助されながら、そこに横たわり、頭と目を固定され手術が始まりました。
目の前にある赤い点をずっと見ているように言われます。ここから、どれくらいかかるのだろうと不安に思っていると、ソッコーで片方の目が終了。たぶん2分くらい。
そしてそこから、もう片方が終了。あっという間でした。そして何も痛くないし、何も感じませんでした。
少しくらいは何か絶対感じるのかと思っていたのですが、本当になにも感じませんでした。眼球にレーザーを当てているのに、麻酔のおかげでここまで何も感じられないんですね。とっても不思議な感覚でした。歯医者での麻酔よりなにも感じなかったと思います。
少しくらいは何か感じるかなと思ってたので、拍子抜けしたというかあっさりでした。なので、その部屋にいたのはたぶん5~7分とかくらいじゃないかなと思います。
安静~検診
そしてナースさんにエスコートしてもらいながらその部屋を出て、透明のゴーグルをはめ、リラックスル―ムのようなとこに行きました。先ほどの部屋から、10m~20mくらいだったでしょうか。
マッサージチェアのようなリクライニングするイスに横になって安静するように言われます。
恐る恐る、目を開けてみると・・・ここでもう「見える!!」感があったのです!感激しました。
メガネもコンタクトも何もないのに部屋の全体が見えるんです!人が見えるんです!イスが見えるんです!
もちろん手術したてなのと麻酔が残っているので、鮮明じゃないですが裸眼でみえることに感動しました。私の目が戻ってきました。感謝しました。医療ってすごい!って思いました。
とにかく感激しまくって、人生一気に楽しくなったような衝動がありました。これを書いている今も、当時のことを思い出すと、また感激しそうです。
そう思いながらも座っていると、ナースさんにゴーグルを一瞬外され、また目薬をさしてもらいました。
ゴーグルしたまま目を瞑るよう言われます。20~30分くらいだったかな。この間にも感激しっぱなしです。医学すごいとか、やってよかったとかいろんな想いがこみ上げてきました。そして、これからなににチャレンジしようかと勝手にエネルギーまで湧いてきました。
そこの部屋が終わると、帰宅用のゴーグルに取り換えられ(この頃にはもう結構見えてます!)、手術フロアをあとにしました。
最後に品川近視クリニック内の眼科医さんに直接目を見てもらいます。目の状態はもちろん、痛みや気分が悪くないかなどについての問診もあります。
今後1週間くらいの注意点なども聞き、診察は終わりです。
レーシック直後の日常生活
術後、3日くらいまでは透明のゴーグル着用で、1週間までは寝てる間も着用必須です。
寝ている間に無意識に目をこすらないようにする為です。そして、手術翌日と1か月後、3か月後に術後検診があります。
私は、両目とも2.0ありました。元々は0.08とかですよ。本当に感激です。
術後、2~3日は夜がまぶしい感がありました。レーシック直後によくある軽い副作用みたいな感じで、ハロー現象とかグレア現象と呼ばれています。
看板や特に車のライトの光がよく入って来る感ありましたが1週間くらいでなくなりました。昼間は、気になることは何もなかったです。
私は1日コースだったので、(当たり前ですが)検診・測定・手術のすべてが1日で終わりました。本当に意味のある日、意味のあるお金になりました。
この日から私の裸眼生活が“再び”始まりました。
レーシックをした感想
手術したのが2010年。7年たった現在でも(2017年8月)、もちろん裸眼で過ごしています。視力も1.5はあります。体調いいと2.0いけます。
なにか気になる症状の気配も感じたことはありません。かゆいとかドライアイになることももちろんないです。これまで1回もないです。
レーシックをして本当に生活が楽になりました。人生というか、日々の生活エネルギーがわきやすくなりました。
ここでレーシックして良かったと、本気で思うことを羅列します。
- 遠くが見えるだけでなく、近くもクリアに
- 人工物もそうだけど、自然が特によく見える
- 朝起きた瞬間から見えるから目覚めやすい
- 朝痛い思いしてコンタクトつけなくていい
- 旅行や友達の家に泊まる時に気にしなくていい
- コンタクト購入費用が一切いらなくなる
一番目に書いたことですが、レーシックやってはじめてわかりました。近視が治って遠くが見えるだけじゃなく、近くもよりクリアになりました。色味や輪郭などが鮮明なんです。
たとえるなら、アナログ放送から地デジになったような感じ。これまでメガネとかコンタクトを通してみてた世界はちょっと曇ってたのかな違ってたのかなと感じました。
25歳のあの時、安くないしレアだと思ってたから(実際はレアじゃないことが分かったけど)、レーシックを受けるかどうか本当に迷いました。
でも今はレーシックやって本当によかったと思ってます。
こういう文章を書くから思い出しますが、普段の生活では自分がレーシックをしてることを全く忘れちゃうくらい、今の自分に溶け込んでます。今の状態が当たり前になるほどに自然です。
レーシックを勧めてくれた友達と品川近視クリニック、そしてお金を払った25歳の当時の私に(笑)、いまもとても感謝しています。
レーシックについては色んな不安があって当然だと思いますが、ネット上の書き込みなどは一部大げさな部分もあると、私は思っています。
少なくとも私が受けてきた中では大きな不安に襲われるようなことはなかったですし、何度も繰り返しになりますが、本当にやってよかったと今でも心の底から思っています。
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