一度なってしまうとなかなか自然回復しないのが眼精疲労。
他の部位であれば放置しておけば勝手に改善されますが、目はそうは行きません。
ここでは眼精疲労になってしまった目を、改善する方法をいくつか紹介します。
スマホ・PCの使い方を見直す
現代人の仕事において必要不可欠になっているスマホやパソコン。
ちょっとしたことを意識するだけでも、目の疲れを軽減することができます。
意識的にまばたきする
スマホやパソコン作業などの画面を長時間見続ける行為が続くと、眼筋(目の筋肉)が疲労し、まばたきの回数が減ります。
まばたきが減ると涙も減り、ドライアイに近い状態になります。目の潤いを保つち、健康的な目を維持するために、意識的にまばたきをすることが効果的です。
「2時間に1回、1分ほど目を閉じて休める」など定期的に休憩を取ることもおすすめです。
ブルーライトフィルムを画面に貼る
画面(ディスプレイ)からが強い光、ブルーライト(波長が380~500nmの領域にある青色光)が発せられています。
人間の目にはやや刺激が強すぎことが指摘されており、眼球に多少なりとものダメージを与えています。
そんなブルーライトをカットしてくれる専用フィルムなどがありますので、画面に貼るだけでも目の負担を減らすことができます。
コンタクトと眼鏡を使い分ける
長時間コンタクトをしたままでのパソコン作業は、目に大きなダメージを与えます。
ただでさえコンタクトは目に負担をかけているので、眼鏡での作業を取り入れると変わってきます。
午前中は眼鏡で午後はコンタクト、1日おきに使い分けることなどもおすすめです。
「目にいい食べ物」を摂取する
レバーやブロッコリー、にんじんやパプリカ、鱒やイクラ・・・
目にいいとされる成分(ルテイン、アントシアニンなど)を豊富に含む食材を食べることも、眼精疲労や目の疲れを解消する方法のひとつです。
ただし、食材から目にいい栄養を摂るのは大変なので、サプリから摂るのが一般的です。
セルフマッサージ・ストレッチ
遠近ウォッチング
近くのもの(距離30cmくらい)と遠くのもの(3mくらい)を交互に10回ずつほど見る、というだけの簡単トレーニングです。
こわばってしまった毛様体筋(ピントを合わせる水晶体を調節する筋肉)を、ほぐしてあげることができます。
眼球体操
①眼球を上下に動かす
最大限動く範囲まで、10往復させます。
②眼球を左右に動かす
同じく、最大限の範囲で10往復。
③眼球をまわす
円を描くように眼球を回します。1周5秒位かけて、ゆっくりまわすのがコツです。右回りと左回りを2周ずつやりましょう。
ツボ押し
目周辺のツボを刺激してほぐしてあげます。いつでもどこでもすぐにできる方法として覚えておきましょう。
①攅竹(さんちく)
眉頭の内側にある骨のくぼみ。親指の腹で指を上下に動かしてほぐします。力を入れすぎないように、軽く刺激することがコツです。
②太陽
目尻とこめかみの間にあるくぼみ。人差し指で円を描くように優しく押します。
立体的に見えてくる「マジカルアイ」
楽しみながらゲーム感覚で目の疲れを取ることができます。「平行法」と「交差法」という見方によって、平面な絵が立体的に見えてきます。
普段あまり使ってない目の筋肉を使うことになるので、結果的にほぐしながらピント調節の役割を担っている毛様体筋を鍛えることができます。
日頃から鍛えておくことによって、疲れにく強靭な目にすることが期待できます。
Amazonで探してみると、1000円程度で販売されています。
眼科
言うまでもなく、目のプロ。
どうしても自分では改善できない場合には、お医者さんに頼りましょう。
眼科医に診てもらうことで改善はもちろん期待できますが、継続的に通院する必要性が出てきますので、まずはセルフケアで疲労軽減を試みましょう。
酸素カプセル
酸素が高濃度に満たされた「酸素カプセル」。
怪我の治癒を早めることができたりと、スポーツ選手の間では一般化しつつあります。また代謝を良くしてくれるので、美容効果なども期待できます。
溶解型酸素(血液や体内に直接取り込むことができる酸素)を浴びることによって、血液のめぐりが良くなり、凝り固まっていた目の器官や筋肉が緩和されます。
もちろん目だけでなく、他の部位にも効果があります。全身ケアをしたい方にとってはおすすめですが、料金が安くはないこと(60分5000円前後)と限られた地域にしかないことが難点です。
専用サプリメント
専用サプリメントを摂取することによる改善方法。
「眼精疲労を治す」「視力を回復させる」ことを目的に開発されていますので、もっとも大きな効果が期待できます。
ルテインやアントシアニン、アスタキサンチンやメグスリノキなど、目の機能をサポートする成分を効率よく体内に取り込むことができます。
手軽ですし、比較的安価(1袋1000~2000円程度)で始められるので、目に悩みを抱える方々にとっては定番となっています。
最近では大手ファンケルがテレビCMを流していることなどもあり、目のサプリが大きく注目されています。
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※他にも青汁やホットマスクを使った方法もあります。
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