シミやシワなどと同様に、女性を中心に悩みのタネになっているのが「目の下のクマ」。
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が特になりやすい傾向があり、女性を悩ませる大きなタネです。今回は、そんなクマについて原因や解決方法などを解説していきます。
クマについて
隈(クマ)とは
説明するまでもないですが、そもそも隈(クマ)とは、目(眼窩)の下にできることがある黒ずんだ部分のことです。
年齢性別に関係なく発症する可能性が誰にでもありますが、特に20~40代の女性にとっては大きな悩みとなってしまいます。
クマの種類は3つ
意外と知られていないかもしれませんが、クマには3種類あります。
- 青クマ ー 目の下側が青っぽくなっている
- 茶クマ ー 目の下が黄色・茶色っぽくなっている
- 黒クマ ー シワやたるみで影ができている
の3種類です。
それぞれのイメージとしては、上記画像のような感じです。
クマができる原因
青クマの原因
もっとも一般的なクマで、「クマになった」という場合はほとんがこの青いクマです。
目の周りの血行不良が主な原因です。
茶クマの原因
色素沈着やくすみ、シミが原因です。
40代~50代にかけて増えてくることが多いとされています。
黒クマの原因
目元のシワやたるみ、むくみが影になって黒っぽく見えることが原因です。
茶クマと同じく、加齢にともなって発症する傾向が高いです。
なぜ血行不良で「青クマ」になるのか
上記で簡単に説明しましたが、血行不良がなぜ青クマに繋がってしまうのかを説明します。
目の周りは皮膚が薄い
そもそも、目の周りの皮膚はとっても薄いです。
体の他の部位では皮膚の厚さが約2mmなのに対し、目の周りの皮膚や約0.5mmしかありません。1/4しか厚みがなく、これは卵の薄皮と同じくらいです。
皮膚の下の毛細血管が透けて見えるほどに薄く、血管の状態が皮膚上にも影響が出やすいのです。
酸素が足りないと、血液が黒くなる
青クマの原因は血行不良、つまり目の周りの血液循環がうまくできないことが原因なのですが、なぜそれがクマになるのでしょうか。
それはヘモグロビンの色に関係しています。
ヘモグロビンは血液中に含まれる赤い色素で、酸素と結合している時はキレイな赤い色をしていますが、なんらかの理由で酸素と結合できていない場合は、暗赤色(黒っぽく)なります。
以下はヘモグロビンの色比較イメージです。※クリックするとモザイク無し画像へ飛びます。
目の周りは皮膚が非常に薄いため、その黒っぽくなった血液のせいで、目の下が黒ずんでいるように見えるというメカニズムです。
青クマは皮膚自体が変色しているのではなく、皮膚下の血管が変色しており、結果的に皮膚が青黒っぽく見えてしまうということです。
クマの治し方・解消方法
血液循環を良くしてあげることが、クマを治すには最適です。
たっぷり睡眠を取る
まずは基本中の基本。充分な睡眠を取りましょう。
疲れやストレスが蓄積されると体のバランスが崩れ、血行が良い状態を保つのは難しくなります。
できれば毎日決まった時刻の睡眠・起床ができるようにし、最低でも8時間は睡眠を取るようにしましょう。
睡眠不足は目だけでなく、当然ながらカラダのあらゆる部分の調子を崩します。
アントシアニンを摂取する
充分な睡眠が大切とは言え、仕事やプライベートの関係上、難しいという方も少なくないでしょう。
そんな方にはアントシアニンを摂取するのがおすすめです。
アントシアニンは目の周りなどに集中する末梢血管(毛細血管)を拡張し、血液の流れを良くする働きがあります。
しかも代謝されずに血液中に移行するので、ある程度の即効性も期待できます。朝起きて『クマができてる(*_*)』という場合でも、アントシアニンを摂取すれば数時間で消えることも。
アントシアニンは果物であるカシスに多く含まれているのですが、飲むだけのサプリが手軽でおすすめです。
クマ消し専用の化粧品を使う
またはクマ消し専用クリームやファンデーションなどを使う方法もあります。
青クマではなく、加齢によって発症する茶クマや黒クマの場合は、このような化粧品を使う方法がいいかもしれません。
しかしながら、治すというよりかは隠すだけであることをお忘れなく。
加齢によるクマはある程度は仕方ないことですので、特に気にせずにうまく付き合いましょう。
もっとも大事なのは自己管理
ここまで目の下のクマについて解説してきましたが、もっとも大切なのは日頃からの自己管理です。
当たり前のことですが、睡眠・食事・ケアをしっかり行っていれば急に悩まさせることはありません。完全にないこともないですが、極めて少ないでしょう。
万が一なってしまった場合は、その日は早めに寝て十分な睡眠を取りましょう!
また朝起きてなってしまった時に備えて、アントシアニンサプリを準備しておくのも賢い方法です。
※眼病・目の症状については以下についてもまとめています。
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