【原因/止め方】右目左目の片方だけピクピク?「まぶたの痙攣」を治す&軽減する方法

普段生活している中で、突然に目がピクピクと痙攣した経験をしたことのある方は少なくないででしょう

実際に当サイト管理人の私も、数ヶ月に1回くらいは勝手にピクピクします。今回はこの、まぶたの痙攣(けいれん)について原因や治し方を解説していきます。

まぶたのピクピクは、目からのSOSですよ~!

まぶたの痙攣とは

まぶたの痙攣は、医学的には「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」と言います。

自分の意志とは関係なく無意識的に発生します。また片目だけなることが多いのですが、両目同時に痙攣することもあります。

まぶたの痙攣の症状

まぶたの痙攣は人によって様々ですが、おおよそ以下のような症状に分類することができます。

  • 片方の上まぶた・下まぶたのどちらかだけがピクピク痙攣する
  • 1回の痙攣は2~3分ほど、10~30分おきに起こる
  • 気が付いたら痙攣していて、気が付いたら治ってる
  • 下まぶたの周囲(頬など)も同時に軽く痙攣することもある
  • 痙攣しているものの、視力や見え方はいつもと変わらない

上記以外にも、痙攣している側の口まわりが痙攣することも極稀にあります。

まぶたの痙攣の原因

片側顔面痙攣

片側顔面痙攣(かたがわがんめんけいれん)は、悪玉コレステロールが増加し血管が硬くなることで発症します。

血管が硬くなったことで顔の神経が圧迫されたり敏感になり、その結果としてまぶたがピクピクと痙攣してしまいます。

悪化するとまぶただけでなく、痙攣のある側の頬や額、口やアゴにまで症状が広がっていくことがあります。

40~50歳の年齢層、特に女性に多い症状です。

顔面ミオキミア

顔面ミオキミアという病気が原因で、まぶたが痙攣することがあります。

顔面ミオキミアとは、目のまわりを囲んだ形の眼輪筋(がんりんきん)という筋肉の一部が、異常に緊張したり興奮することで発症します。

まぶたの痙攣は一時的なものがほとんどですが、顔面ミオキミアが原因によるまぶたの痙攣の場合は、痙攣が1年以上も治らないこともあります。

疲労・ストレス

スマホやパソコン作業、読書やゲームなどによって目が疲れていることが原因で、まぶたの痙攣が発症することもあります。

またコンタクトやメガネを使っている方は、目の疲労が溜まりやすいと言われています。片目だけ乱視、度数の合っていないレンズなどを使っている場合は、目に大きな負担をかけています。

肉体的には疲れていなくても、心理的なストレスを感じていることが原因で、痙攣を引き起こすこともあります。

スマホ老眼やVDT症候群にも注意です。目の大きな負担がかかります。

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栄養不足

目に必要な栄養が足りていないことが原因になるケースもあります。

眼球を動かすための毛様体筋と呼ばれる筋肉などに、十分な栄養が行き届いていないと、正常な働きをすることができず、痙攣を起こす可能性があります。

脳梗塞

稀ですが、脳梗塞が原因でまぶたの痙攣が起きている場合もあります。

脳梗塞の症状として、体全体ではなく、体の半分側にだけ異常がでることが多いです。

痙攣以外にも、片目が見えにくくなる、吐き気がある…などの症状がある際は、すぐに病院で診察してもらってください。

まぶたの痙攣の治し方

疲労回復・ストレス解消

まぶたが痙攣した時に、まずは疲労回復・ストレス解消に努めてみてください。

当たり前のことですが、スマホやパソコンを長時間使用しない、ゲームや細かい作業をする時は適度に休憩を入れるなどです。

すぐにできる治し方としては、痙攣したら目を閉じ、3~5分ほど安静にします。できれば横になれたらいいのですが、難しければ座ったままや立ったままでも構いません。

またホットタオル(湿らせたタオルを電子レンジ)を使って使って、目のまわりの筋肉を温めてあげると、とっても効果的です。

ホットタオルを準備するのが難しければ、当サイトでも紹介している蒸気でアイマスクなどがおすすめです。袋から取り出すだけで、カンタンにホットタオル効果があります。

ストレス解消についてはここでは紹介しきれませんが、適度な運動やゆっくりとお風呂に入ることなどが定番ですね。

ちなみに、寝る直前にベッドに入ってからスマホをいじるのは絶対にやめた方がいいですよ!

目に大きな負担をかけることになるので、視力低下を招くどころか、睡眠の質が低くなり、ぐっすり眠れなくなります。

目にいい栄養を取る

普段の食事生活に加えて、以下のような目にいい栄養を取ってください。

アントシアニン

目の疲労・機能回復を助ける成分で、ブルーベリーやビルベリーに豊富に含まれています。

目のまわりの筋肉(毛様体筋)をほぐじ、緊張を和らげることによって疲労感を軽減させ、痙攣しにくい状態にしてくれます。血液を流れやすくさせ循環機能を高める働きもありますので、痙攣の予防にも繋がります。

ブルーベリー類を直接食べることでも摂取できますが、アントシアニンが入った目にいいサプリを飲むことが手軽&効果的です。

目にいいサプリ人気ランキング

ビタミン類

ビタミン類は、目にいい栄養素として古くから知られています。

特に豚肉(レバーなど)や牛乳に多く含まれているビタミンB1とビタミンB2、そしてニンジンや鶏レバーに豊富に含まれているビタミンAは、目が喜ぶ成分です。

アントシアニンに比べて、ビタミン類は日常の食事から摂取しやすいので、サプリなどは不要でしょう。

ちなみにビタミン類を積極的に摂る際には、お酒は控えましょう。アルコールはビタミンの吸収を妨害する作用があります。

まぶたのピクピク専門クリーム

実は、まぶたの痙攣専用のクリームもあります。

たとえばアイアクトという商品はとても有名で、SNSやブログなどでもよく登場してきます。

まぶたの周りや眉間、おでこまわりに軽く塗ってあげるだけで、ピクピク症状が軽減したり予防できるという健康商品です。

安くはないですが、女性を中心に愛用者がいます。

≫アイアクトの公式サイトへ

セルフマッサージ

上記で紹介した治療改善方法にくわえて、自分でできるセルフマッサージもすると効果的です。

目のまわりを直接マッサージするだけでなく、足部分(ふくらはぎなど)のツボを押すことなどでも、目の疲れを取ることができるんです。

以下の動画を参考にしてみてください。

最後に

まぶたの痙攣について紹介してきましたが、思ってた以上に原因が幅広かったのではないでしょうか。

ちょっとした疲労やストレス、栄養不足が原因でピクピクなってしまうことが多いことをわかっていただけたかと思います。

現代社会ではスマホやパソコンはもはや必須アイテムになりつつあるので、目のケアをしつつも、うまく付き合っていくことが重要です。

痙攣だけでなく、もし今あなたがスマホやPCによる目の疲れを感じているなら、スマホえんきん(ファンケル)がおすすめです。

※眼病・目の症状については以下についてもまとめています。

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